移住のトリセツ

 

移住のトリセツ

tusmikiの家創り

東京から逗子・葉山へのリアル移住ストーリーをお届けいたします。

逗子・葉山への移住もありかも!?とお考えのあなたへ。
永く地元で家づくりに携わり逗子・葉山を愛し、その気候風土や生活習慣をはじめ
湘南エリアの暮らしを熟知している弊社ならではの移住特集コンテンツ。
そんな方々へ少しでも参考となればということで定期的にお届けいたします。

東京生まれ東京育ち、そもそも生涯永住のつもりで東京に自邸まで建てた主人公である家族が、
東京の自邸を売却し逗子へ移住し、その後葉山に自邸を建てるまでのリアルストーリー。
その間をはじめ、いまでも仕事で東京へと行き来する暮らしは
移住をお考えの方はもちろん、2拠点生活の参考にもなるかと思います。
まさに「移住のトリセツ」としてお役に立てると嬉しいです。

prologue <プロローグ>

東京で生まれ育った自分は、東京の便利さをはじめ良い点・悪い点を含めて、恐らく東京を知り尽くしている中のひとりだと思うのです。生涯東京で暮らすことに何の疑問も感じず、逆に便利さ故、東京であることの意味と価値を理解していたつもりでした。東京なのですが何か?、つまりは根っからの東京人。だからこそ、こだわって頑張って一等地に土地を購入し、知人の建築家に設計を依頼して自邸も建てた、迷いはなかったのだ。将来的に逗子・葉山へ移住するかも!?なんて頭の片隅にもなかったのでした。少なくともそれから数十年は…

chapter 001 <第1話> 東京人が移住を考える、逗子・葉山

東京では昔からいわゆる山の手と呼ばれるエリアで産まれ、時は経ちそれから永く代々木公園にほど近い代々木上原界隈が生活の拠点だった。表参道や青山や代官山、渋谷や新宿にも近いにもかかわらず、代々木公園だけではなく松濤公園や駒場公園をはじめ、緑も多く自然ににも恵まれた場所、東京では珍しく春にはウグイスが鳴き、夏の夕暮れ時にはヒグラシが鳴く。東京で暮らすのであればあらゆる点からもベストな場所であろうと思う。そんな自分は当時、東京から地方への移住なんて考えてもみなかった。

逗子・葉山には、その程よい距離感(およそ50km)、都心からクルマで第三京浜を使って1時間弱でアクセスできることから、フラッと良く訪れていた。都心から近いにもかかわらず空気感はガラッと変わる。逆に景色はずーっと変わらない。高校生で運転免許を取得して初めてドライヴしたのが葉山だった。もちろん部分的には変わっているのだが、基本的な景色はそれから何十年も変わっていない。どんどん再開発されて景色が変わってしまう日本において、これはとても貴重であろう。たとえば久しぶりに訪れたイタリアの街が相変わらず魅力的であることなどヨーロッパでは普通なのだが、日本で、ましてや田舎の片隅でもない都心から近い逗子・葉山なのだから、とても意味があるのだ。

湘南エリアで海と家と駅の距離感、言わばすべてが徒歩圏というのは実は限られている。それにピッタリあてはまるのが「逗子」。JR「逗子駅」と京急「逗子・葉山駅」(この春までの駅名は新逗子駅だったのだが)のどちらからも、海まで歩いて行ける!自宅まで歩いて帰れる!どちらの路線も利用できる!という文句なしの素敵な関係性なのだ。

いつの日か、セカンドハウスを逗子・葉山に!そんな想いはセカンドハウスは経済的にも夢物語で終わるのだが、やがて移住というカタチで現実となる日を迎えることになるのだ。

…to be continued

next <chapter 002>
仕事場の都心へ通えるのか?その実際のところ