築10年の中古戸建をご購入されたY様ご夫婦から、「2階LDKの吹抜け空間を利用した、猫たちが自由に動き回れる空間をつくりたい」とのご相談をいただき、既存の化粧梁や火打ち梁を活かした、キャットウォークの造作工事を行いました。
自然保護塗料仕上げを施した赤松材を使用し、吹抜け部分にある2本の既存化粧梁の間に橋を架け、猫たちが梁から梁へと行き来できるようにしました。既存梁の上には電気配線が露出していたため、木材でカバーを造作し、見た目にも美しく、安全性にも配慮した仕上がりとしています。このカバーと一体となるように、束を避けて歩けるスペースを追加し、猫たちが安心して通れる動線を確保しました。
さらに、火打ち梁の部分には、梁より一段下げた位置にカウンターを新設。高い位置で落ち着ける猫たちのお気に入りスペースとなっています。吹抜けの窓際には、外の景色を眺められるカウンターも設置。屋上バルコニーにつながる手すりの笠木から、このカウンターへとつながる階段も新たに設け、上下の移動もスムーズに行えるようになりました。
そのほか、既存の壁面にあった板張りとカウンターはお客様のご希望で撤去し、クロスを貼り替えることで空間全体をすっきりと明るい印象に仕上げました。
既存の構造を活かしながら、人も猫も心地よく過ごせる空間を実現した今回のリノベーション。吹抜けという縦の空間を最大限に活かすことで、猫たちにとってはまるで立体的な公園のような、楽しい居場所となりました。
【 塗装工事の際に行う屋根・外壁等外回りのメンテナンスについて 】
Tsumiki東和興産では、塗装工事などの、ピンポイントのリフォーム工事も承っております。その際に、総合的な建築工務店である弊社だからこそできる屋根・外壁等外回りのメンテナンスがあります。
塗装工事の際には、通常足場を立てます。足場を立てることによって、通常チェックすることが難しい、屋根や外壁の状態をチェックが可能です。
(屋根の傷み具合やその原因と対策の判断、外壁の種類の違いによりメンテの必要性があるところの判断、バルコニー防水や板金部分等々メンテの必要性の判断などを行います。)
塗装に関する知識だけでなく、総合的な建築の知識や経験を持っている総合建設業の弊社だからこそ、建物をトータルにチェックし、塗装以外の修繕が必要な個所があれば、その部分についての状態や今後のメンテナンスについてお客様に説明し、ご要望に応じて自社大工が迅速に修繕などの対応をいたします。