Tsumiki主催の逗子で行なったイベントの時に来てくださったMさん。娘さん夫婦と住むための二世帯住宅を建てることになりました。
親世帯と子世帯、どちらもそれぞれにこだわりがあって、それぞれにテイストが違う。そのテイストの違いをうまく組み合わせて1軒の家が出来ました。
ご両親世帯のご夫婦は、2人ともモノづくりが大好き。なんでも自分達で作ってしまうような、そんなおふたりでした。だから、職人の技に憧れるとか感動するとか、ともかく心打たれる部分があったのかもしれません。初めにクロスだった壁は、職人のコテ使いをみて、珪藻土に一部変更。前の家に使われていた柱や欄間を新しい家にも、一部飾りとして取り入れたことも、物への愛着と職人技への敬意のあらわれのような気がしてなりません。
娘さんご夫婦は、インテリアへの関心が高く、この家のために新しく買ったもの、そして元々持っていたもの、新しい物から古くて味のあるものまで、素敵に飾り付けられるような家になりました。プロバンス風のどこかしらヨーロッパの香りのする外観も、娘さんのこだわりのひとつ。
親世帯と子世帯のこだわりがバランスよく馴染んだ、そんな二世帯住宅になりました。